ボアアップの仕方

ボアアップ(排気量のアップ)
速くなる。加速、最高速共に向上する。 × メンテナンスが大変 作業が素人じゃ無理
オイルが指定になる。耐久性が純正に比べ弱い
全体的にダメージ負担が大きくなる。

ボアアップの利点は最高速、加速が爆発的に速くなります。特にチャンバー等を入れてると効果は大きいです。

左が純正(50cc)で右がボアアップ(62,1cc)です。

しかし一般公道を走行するためには以下の条件が必要になってきます。
1、市、町、村、区の役所で車輛の62,1ccの登録を行い原付2種のナンバーを発行してもらうこと。
2、免許は必ず自動2輪(小型限定以上)の資格を取得していること。
3、任意および自賠責保険の条件が、62,1ccの排気量に適合してること。

もし、白ナンバーでボアが発覚すると公文書偽造?脱税&無免許で捕まります(笑)

ボアアップキットに付いてる付属品
ヘッドガスケット、シリンダーガスケット、シリンダー、ピストン、ピストンリング、サークリップ、ピストンピン、マフラーガスケット

ボアの際に必要な物
TTS、2TS、V2Rのいずれかのオイル

これが禁断のビックボアキットです。
これで50ccから62ccまで排気量を上げれます。
値段のほうは¥18000です。

ボアアップキットはいろいろな会社から出てます。
一番のお勧めはマロッシです。
マロッシボアアップキット
70cc  ヘッド付き ¥28000です。

ボアアップの仕方ですが、基本的に2通りのやり方があります。
1、エンジンを車体から落とす(外す)やりかた
2、アンダーカールやサイドカバーやファンのカバー等を外してエンジンを落とさないで作業する方法

普通は1のやりかたでやります。
ハーネスを外してショックを外せば、後はネジ1本でエンジンがズルり
と落ちます。


当方のZZは骨組みなので、後者の2のやりかたで説明していきます。

まずは、このようにファン周りのカバーを外して行きましょう。
アンダーカールやとにかく邪魔になりそうな部分のカール&外装は全て外しまし
ょう〜。
ここはプラグが差さっているところです。
シリンダーヘッドです。
4つの10mmのネジで止められているのでレンチで外しましょう。
シリンダーヘッドを外すと、シリンダーが見えます。
ボアアップとは要はシリンダーとピストンを変更するわけです。
ボア46mm×ストローク37,4mmで62,1ccになります。
シリンダーも外すとこんな感じになります。
横に見える紙みたいな物はシリンダーガスケットです。

これはよくクランクケースに固着して取れなくなります。
ボアの際はシリンダーガスケットをキレイに剥がしてください

↓横から見た写真


シリンダー外しました。
ピストンはコンロッドにピストンピンとサークリップで固定されてます。





↑ピストンの穴の中のサークリップをペンチで外そう。



するとピストンピンが抜ける状態になるので
ペンチで反対側から押してください。

ちょいと写真がなかったため、ホンダ用を使ってますが
意味は同じなのでご了承ください。


写真に矢印↓が書いてますよね。これは排気口に向けてください。
つまりマフラーにつながるほうに向けてくださいね。
これを間違えるとエンジンかからないよ。
ちょいと写真露光気味(^_^;
ピストンにピストンリング2本を付けるのですが、
特にどちらが上(トップリング)下(セカンドリング)の指定はないようです

ピストンリングを組み付けるときはこのように
ピストンの出っ張りにピストンリングの繋ぎ目が来るようにしてください。
サークリップをここの穴に入れます。ここが一番の難関!!
うまくやらないとサークリップが曲がってしまいます。
ボア用のサークリップは¥300なので失敗したら絶対買うように

ここのコツは、少しサークリップが入ったら
ペンチを回しながら入れるとスルッと入ります。
2つサークリップがありますが、
まだこの状態では片方しか入れないでください。
サークリップを付ける練習と、ピストンをシリンダーに入れる練習をしてみては???

ピストンをシリンダーに入れる際にはトップリングを凹のところに合わせて少しずつ入れてください。
トップリングが入ったらセカンドリングを入れてください。
後はいままでの逆の手順で組み立てていきます。
注意するところは、全部にオイルを塗りたぐってください。
特にピストン周りは入念にオイルを塗布してください。

最後に注意するところは、シリンダーヘッドのネジの締め方です。
このシリンダーヘッドを締める時は対角線上に締めていってください。
締める際にはセンター出しと言ってキックをたくさん蹴りながら締めてください。

締めつけトルクはなるべく守ってください。

ピコは手で適当に締めましたが…。

☆焼き付きを起こさないために!!!☆

焼き付きを起こしたらここまで高い金払って苦労して組みこんだのが全て無駄になります。
ここでは焼き付きを起こしにくくする防止策を書いときます。


まず
1、純正オイルは厳禁です。
間違いなくオイルのクラスはFC以上にしてください!!
FA,FB,FCの順に程度が良い!!
お勧めはカストロールのTTS,TTRもしくはワコーズのV2Rを入れましょう〜。


2、ノーマルキャブのまま使用しないことです。
最低限でも#5〜#10メインジェットを上げてください。ノーマルのままだとガソリンが行き渡らなくなり焼き付きます。
なんたってボアキットは排気量が20〜35%上がってるからね。
空気もガソリンもオイルの単純計算で20〜35%アップさせてやらないと不都合がでてくるわけです。
チャンバー等ついてる場合はそれ以上にメインジェットを上げてください。


3、最後に慣らし運転です。
ボアを組みこみました。さぁ〜最高速を測るぞーーっというのは間違いです。
エンジンを組み込んだらまずしなければならないのは慣らし運転です。
慣らし運転とは最低120キロ〜200キロくらい40キロ以下で走行してやることです。
これを行うことによりエンジンにアタリをつけてやるのです。
めんどくさいですが、これを行うことにより耐久性アップするし焼き付きを大幅に減少させてくれます。
慣らし運転ですが忘れてはいけないことがあります。最初は混合にして走りましょう。
ガソリンタンクに50〜70:1の割合でオイル入れて上げましょう〜。


4、プラグは#8番以上を使ってください。
発熱量が多いため今までのプラグを使っていると電極が折れてピストンに穴が開いたり
シリンダーに傷をつけたり焼き付きの原因になります。


5、軽量クーリングファンはボアアップ車は不可です。
取り外して純正のファンを付けましょう。、



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